2024/09/05(木)
脊柱管狭窄症になってしまう4大狭窄体質~③胸椎硬直体質~
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脊柱管狭窄症になってしまう4大狭窄体質
~③胸椎硬直体質~
胸椎硬直で腰椎に過剰な負担がかからないよう
背中の可動性をアップさせる
日常で腰を反らせる場面はたくさんあります。例えば、
洗濯物を干す、高いところのものを取るなど、腰を反らせる動きを伴うことがあります。
脊柱管狭窄症の人は腰を反らせると症状が強くなるので、いやでも
腰を反らせる機会の多さにお気づきでしょう。
しかし、同じような動作をしていても、脊柱管狭窄症になる人とならない人がいます。
なぜでしょう。他の要因を除外して動作に限って言えば、
なる人の多くは背骨の中でもとくに腰椎ばかりを動かすクセがあることが多いと言えます。
ではなぜ腰椎ばかりを動かしてしまうのかというと、
背骨の椎間(椎骨と椎骨の間)の可動域が関係しています。
背骨は24個の椎骨が積み重なった構造をしていて、それぞれが連動することによって
柔軟な動きを可能とします。
しかし、ひとつひとつの椎骨の形は異なり、椎間の可動域も同じではありません。
胸椎(背骨の胸の部分)には肋骨が接続するため可動域はそんなに大きくありませんが、
頸椎(背骨の首の部分)と腰椎の椎間は可動域が大きく、とくに腰椎、中でも下の方にある
第4・5腰椎の椎間は前後に曲がりやすいのが特徴です。
そのため、上を見上げる動作、高いところに手を伸ばす動作でよく反り、
過剰に動かしてしまうため、負荷がかかりやすく傷みやすい部位なのです。
隣り合う胸椎をうまく動かせると腰椎への負担は減りますが、
胸椎が硬く、腰椎ばかりを過剰に動かしてしまうクセのある
「胸椎硬直体質」の人は、意識しないとなかなかできません。
胸椎硬直体質を正すカギとなるのは、胸椎のしなやかさです。
胸椎の可動域を広げて柔軟に動かせるようになれば、
腰椎に集中していた負荷が分散でき、腰痛知らずの日常生活を手に入れることができます。
胸椎硬直体質の人には、胸椎を柔軟にするエクササイズが必要になります。
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