2025/03/05(水)
大腿神経痛とは
カテゴリー:しびれ, すべり症, 坐骨神経痛, 椎間板ヘルニア, 症状別, 腰痛, 院長ブログ
【大腿神経痛とは】
こんにちは!整体院カイル本厚木の宮川です!
突然ですが、腰から大腿部にかけて出る痛みは坐骨神経痛だと
一度は耳にしたことがあると思います。

ただ大腿部前面に出る症状はもしかすると、大腿神経痛かもしれません。
その聞きなれない「大腿神経痛」について詳しくお話していきます。
〇大腿神経とは
大腿神経は、腰椎(L2-L4)の神経根から始まり、骨盤を通って大腿部の前面を走行します。
感覚神経:太ももの前側や膝の内側の皮膚感覚を支配。
運動神経:股関節の屈曲(曲げる動き)や膝の伸展(伸ばす動き)を制御する筋肉(大腿四頭筋など)を動かす。
◎大腿神経痛の原因と症状
●原因
大腿神経痛は、大腿神経が圧迫されたり、炎症を起こしたり、損傷したりすることで生じます。
1. 神経の圧迫や損傷
・腰椎椎間板ヘルニア
腰椎(L2~L4)から出る神経根が椎間板の突出によって圧迫されることで、大腿神経にも影響が及ぶことがあります。
・外傷
骨盤や太ももへの打撲や骨折、または手術後(特に股関節手術)に神経が損傷する場合があります。
・腫瘍や嚢胞
骨盤や腰部にできた腫瘍や嚢胞が神経を圧迫することで症状が出る場合があります。
2. 筋肉や靭帯の影響
・腸腰筋の緊張(腸腰筋症候群)
腸腰筋が硬くなり、大腿神経を圧迫することで痛みや痺れが生じることがあります。
・鼠径靭帯の圧迫
骨盤から太ももへ神経が移動する部分で、靭帯が神経を圧迫する場合があります。
3. 血管・代謝性の問題
・糖尿病性神経障害
糖尿病の影響で神経がダメージを受け、大腿神経に関連する痛みや感覚異常が現れることがあります。
・血行障害
動脈硬化や血栓などにより、神経への血流が減少すると、痛みや痺れが生じる可能性があります。
4. その他の要因
・長時間の圧迫
硬い椅子に座り続けたり、不自然な姿勢で長時間過ごすと、神経が圧迫され症状が出ることがあります。
・肥満
骨盤や腰部への過剰な負担が大腿神経に影響を与えることがあります。
●症状
1. 痛み
太ももの前面や内側に鋭い痛み、または鈍い痛みを感じる。
歩行時や座っているときに痛みが増すことがあります。
痛みは局所的な場合もあれば、股関節や膝にまで広がる場合もあります。
2. 感覚異常
太ももの前面や内側に痺れや感覚の鈍さが現れる。
触られた感覚が弱まったり、逆に過敏になることがあります。
(例えば、軽く触れただけで痛みを感じる)
3. 筋力低下
太ももの筋肉に力が入らず、膝を伸ばす動作が困難になる。
長時間立ったり、階段の上り下りが難しくなることがある。
4. その他の症状
膝の反射(膝蓋腱反射)が低下または消失することがある。
症状が進行すると、日常生活に支障をきたす(例:立ち上がる動作が困難)。
◎大腿神経痛の特徴的なパターン
大腿神経痛の症状は、神経が影響を受けた部位により異なります。
腰椎に問題がある場合:腰から太ももの前面にかけて痛みが広がる。
骨盤や腸腰筋の影響が強い場合:太もも中央や鼠径部に痛みや痺れが集中する。
これらの原因、症状がみられると大腿神経痛の可能性が高いかもしれません。
これらと似た症状がある方はぜひ一度当院へご相談ください。
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