2025/06/02(月)
歩行時における殿筋の重要性①
カテゴリー:セルフケア, 健康, 坐骨神経痛, 姿勢, 腰痛
歩行時における殿筋の重要性①

こんにちは!整体院カイル本厚木の宮川です。
今回は「歩行時における殿筋の重要性」についてお話していきます。
少し長くなりそうなので2つに分けて説明していきます。
歩行時において、殿筋(大殿筋、中殿筋、小殿筋)は非常に重要な役割を果たします。
これらの筋肉は骨盤を安定させ、効率的な歩行動作を可能にするため、 正常な歩行に欠かせません。
以下に殿筋部の役割や重要性を詳しく説明します。
1. 骨盤の安定性
・役割
歩行時、片足で体重を支える瞬間(片脚立脚期)があります。
このとき、骨盤が左右に傾かないよう安定させるのが中殿筋と小殿筋の主な役割です。
・具体的な動作
中殿筋・小殿筋が骨盤を水平に保ち、反対側の骨盤が落ちるのを防ぎます。
骨盤の安定性が保たれることで、上半身や脊椎の動きがスムーズになります。
・影響
中殿筋が弱いと、歩行時に「トレンデレンブルグ徴候」(骨盤が反対側に傾く動作異常)が現れることがあります。
2. 推進力の生成
・役割
大殿筋は歩行時の推進力を生み出す主要な筋肉です。
特に、脚を後方へ蹴り出す動作(股関節伸展)で活躍します。
・具体的な動作
歩行の蹴り出しフェーズ(遊脚相の開始)で、股関節を伸展させることで前進のエネルギーを生み出します。
階段を上る際や急な坂道を歩くとき、大殿筋の力が特に必要となります。
・影響
大殿筋が弱いと、蹴り出しの力が弱まり、歩幅が小さくなったり、全体的な歩行効率が低下します。
3. 下肢の外転と回旋(歩行のバランス調整)
・役割
中殿筋と小殿筋は、脚を外側に動かす(外転)とともに、 股関節の内旋・外旋を調整します。
これにより歩行時のバランスを保ちます。
・具体的な動作
足を前に踏み出すとき、股関節が適切な位置に安定するように働きます。
不安定な地面やカーブを歩く際、体のバランスを整えます。
・影響
殿筋の機能が低下すると、歩行が不安定になり、転倒リスクが高まる可能性があります。
今回はここまでにしておきます。
次回はこの続きをお話ししようと思いますのでお待ちください!
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