2024/10/18(金)
【体幹を支えるインナーマッスル 腹横筋】
カテゴリー:ぎっくり腰, 姿勢, 脊柱管狭窄症, 腰痛, 院長ブログ
【体幹を支えるインナーマッスル 腹横筋】
〇腹横筋とは?
腹部の深層に位置する筋肉で、コアの安定性を保つために非常に重要な役割を果たします。
腹筋群の中でも最も内側にあり、腹腔(お腹の内側)を包み込むように横方向に走っている筋肉です。
これにより、内臓の保護や体幹の安定化に大きく寄与しています。
〇位置
腹直筋(シックスパックの筋肉)の下にあり、腹部の最も深い部分に位置しています。
腰椎の周囲から始まり、肋骨下部や骨盤に付着し、側面からお腹の前面を覆うように走っています。
そのため、腹横筋は腹部全体を支える筋肉と言えます。
〇腹横筋の働き
1. コア(体幹)の安定化
コアの深部に位置しているため、体幹を安定させる役割を持ちます。
立ったり、座ったり、歩いたりする際、腹横筋が収縮することで胴体がしっかりと支えられ、バランスが取れるようになります。
この働きは、日常動作やスポーツなど、あらゆる場面で必要とされます。
2. 腹圧の調整
腹圧を調整する重要な役割を果たします。 腹圧とは、腹腔内の圧力のことで、次のような場面で活躍します。
・重い物を持ち上げるとき
↳腹圧を高めて体幹を安定させ、腰や背中にかかる負担を軽減します。
・呼吸の補助
↳腹横筋は、特に息を強く吐き出す際に活躍し、横隔膜と連携して呼吸を補助します。
・排便・排尿や出産時
↳腹圧を高めることで、腹横筋は排便や排尿、出産などの生理的な動作を助けます。
3. 腰椎の安定と腰痛の予防
腰椎(腰の部分の脊椎)を安定させるため、腰痛の予防や改善に重要な役割を果たします。
腹横筋がしっかりと機能することで、腰椎の過度な動きを制御し、腰部にかかる負担を減らします。
弱化すると、腰椎にかかるストレスが増加し、腰痛を引き起こす可能性が高くなります。
4. 体幹の回旋動作のサポート
体をひねる動作(回旋)においても重要な役割を果たします。
ただし、腹横筋自体が大きな回旋力を発揮するわけではなく、 他の筋肉(内腹斜筋や外腹斜筋)と協調して、
回旋動作の際に体幹を安定させる働きを持っています。
5. 姿勢の維持
良好な姿勢を保つために重要です。 特に、長時間の立位や座位で姿勢を維持する際、
腹横筋が体幹を安定させ、骨盤や脊椎の適切な配列をサポートします。
これにより、姿勢が崩れることを防ぎます。
姿勢の乱れが長引くと、腰痛や肩こり、首の痛みなどの原因になることが多いため、腹横筋の強化は重要です。
6. インナーマッスルとしての役割
「インナーマッスル」として知られ、表層の筋肉(腹直筋や外腹斜筋)とは異なり、
深部で体幹の安定性を支える役割があります。
これにより、細かい動作やバランス調整、微妙な姿勢の変化にも対応することができます。
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