2020/02/19(水)
腰椎が1つ多い!?【腰仙部移行椎】とは??
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今回は【腰仙部移行椎】についてお話しします!
腰骨が一つ多いんです!
一体何のことか?
ちんぷんかんぷんな方も多いかと思います。
説明していきましょう!
背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎で構成されています。
頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎4個です。
このうち仙椎と尾椎は通常癒合しています。
背骨は人の体の中でも形態異常がしばしばみられます。
特に腰椎の部分での形態異常が多いとされています。
〜腰仙部移行椎とは〜
腰椎と仙椎の部分での形態異常のことで、
本来5個の腰椎が6個あることです。
これは仙椎が腰椎化したことによるもので、
腰椎5個にプラスして腰椎化した仙椎1個で合計6個となります。
その逆もあります。
一番下の腰椎が仙椎化(仙椎に癒合)することで腰椎が一つ減り、腰椎4個となります。
腰仙部移行椎は10〜20%の割合でみられるとされています。
意外と多いですよね。
腰痛などの原因になることもありますが、
ほとんどの場合、症状などは出ません。
気になるのが神経の走行です。
脊椎の間からは神経が出てきていて、
それぞれのレベル(高さ)ごとに神経の支配領域が変わります。
腰仙部移行椎の場合、出てきた神経は解剖学的に近い領域の支配領域を担当するようです。
L5やS1の神経支配領域となることが多いです。
※先ほど、腰仙部移行椎が原因で症状は出ないと述べましたが、
まれにBertolotti症候群を引き起こす可能性があります。
これまた聞き慣れない疾患名ですね(汗)
〜Bertolotti症候群〜
一番下の腰椎の横突起が肥大して腸骨や仙骨と関節を形成してしまい、腰痛や背部痛が出現します。
ではまた次回のブログで!!
腰椎が1つ多い!?【腰仙部移行椎】とは!?