〜日本人は腰痛持ちが多い!?〜
〜腰痛は国民病!?〜
腰痛で悩まれている方が多い理由は、そもそも腰は漢字でも書くように身体の要であり、歩く、立つ、座る、横になるなど、日常生活の様々な動作によって最も負担のかかる部位のため痛めやすいところです。
厚生労働省が公表する「国民生活基礎調査の概況」では、自覚症状がある病気や怪我として腰痛を挙げた人が非常に多く、男性は1位、女性は肩こりに次いで2位にランクインしています。
おそらくこのようになってしまった主な原因は、日本人の座っている長さにあると思います。働きすぎが問題視される日本では、コロナをきっかけに在宅勤務が増えデスクワークの方が増加してきていることもあり、座っている時間の長さはどんどん長くなっていってる傾向にあります。
先進国7ヵ国を含む世界20ヵ国の1日の平均総座位時間は5時間なのに対し、日本はなんと7時間。腰の負担を考えるとかなり苦しい時間ですね。
なお、腰痛は厚生労働省が公表する業務上疾病、いわゆる職業病として発生する件数が最も多く、全体の約6割を占めていることが報告されいます。
中には、「座っているから腰に負担はかけていないのでは」と言う方もいらっしゃると思いますが、実は座った状態が長く続くと、血液循環の悪化や筋肉の疲労、関節の一部分だけに重心がのっかり続けることによって腰痛を引き起こしやすくなるのです!
しかし、このような状況でも腰痛の約85%は原因不明とされているために、腰痛を患った本人も治療を諦めたり、周りの人も腰痛で悩んでいる人に対して理解が浅かったりと、腰痛を軽視する傾向があります、、、
こうした、はっきり原因がわからない漠然とした体の不調は、一般的に「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と言います。他にも頭が重い、頭痛がする、肩がこる、よく眠れないなどが代表的な不定愁訴として知られています。それらは医学的に原因の説明ができないため、治療が難しく、加えて症状が一貫して現れるわけではないので、本人の苦しみを周りに理解してもらいにくい、という特徴があります。
ですが、腰痛には必ず原因があります。決して不定愁訴ではありません。こうした多くの腰痛に対する間違った認識をなくして、自分の腰痛と向き合っていくことが大切です。
これから腰痛に関する代表的な間違いを3つ紹介しますので、ご自身を振り返ってみてください!
間違い① 痛む時は安静にする
腰が痛む時は横になったり、コルセットや湿布、痛み止めの薬を使用したりして安静に過ごす方は多いかと思います。しかし、長期間、不要に安静にしたことによって症状を長引かせたり悪化させる可能性が非常に高くなります。
むしろ腰痛を患った際に最も良い対処法は、「最低限の日常生活は行い、可能な範囲でストレッチなどを行うことで体を動かすこと」なのです。
間違い② 手術すれば治る
確かに手術が腰痛に有効なケースはあります。しかしそれは、原因が特定できる約15%の本当に手術が必要な椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などにのみ有効なのであって、原因が特定できなかった約85%の方には当てはまりません。ですが、手術をすれば完治するという情報を鵜呑みにして、手術をしてしまった場合、結局腰痛やしびれは改善しないだけでなく、メスを入れたことによる身体への侵襲を一生抱えて生きていかなくてはならない可能性があります。
たとえば、「足が痺れて歩きにくい」と言う患者さんがいて病院でレントゲンとMRIを撮ったとします。するとお医者さんは「飛び出た椎間板が神経を圧迫しています。椎間板ヘルニアですね。手術で取り除きましょう。」と手術をして無事に手術は終わりました。ですがその後、痺れが残っている、、、ということはよくある話で、医療現場で頻繁に見られるシチュエーションです。
そもそも椎間板(髄核)が飛び出た理由を突き止められなければ、再発の可能性は十分にあります。しっかりと治し、かつ再発させないようにするためには根本的な原因の究明は必須となります。
医学が発達したと言われるこの現代で、「手術をしたのに完治しない」「そもそも痛みの原因がわからない」その理由は
”人体構造の問題と、痛みの問題は別”だからです。
単純に、「人体構造(骨の形など)は本来こういうもの。その構造に沿わない異常な部分(変形など)があれば、それが不調の原因と考えられる。つまり、その異常さえ取り除けば問題は解決される」と言うのが整形外科領域における基本的な考え方なのです。
間違い③ 腰痛改善はもう、あきらめた
「腰痛で病院へ行き、処方された湿布や薬を使ったらマシになった!と思いきや、「また痛くなってきた…これはもう諦めてそのままにしておこう」
この流れに覚えのある方はかなり多いのではないでしょうか。こうした経験の積み重ねにより、いま、たくさんの腰痛患者の皆さんの間で、「腰痛は改善しないんだ」という思い込みが蔓延しています。
ですが本来、腰痛は原因さえわかれば改善が可能です!
当院ではあなたの痛み、しびれの根本的な原因を究明し、その方にあった施術やセルフケアをお伝えしていきます。
腰痛を諦めている方ほど一度私にお身体を拝見させていただければと思います。
Posted: 9月 2nd, 2021 under 整体, 相模大野, 脊柱管狭窄症, 腰痛, 院長ブログ.
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